弘法大師の水伝説
『斯くの如くにして、松笠観音寺は地方有数の霊場なるが、霊験常に著し。又境内の東南にある龍水の池と云う井戸あり。これは一千余年前、弘法大師諸国修行の際自ら之掘られたものとして、此の功徳に依り此の井水を戴けば四万四病何れを問わず、重きも一週間位にして全治すべしと伝えられる。』「口田村史」より
「龍池」は大峯山や白山のような霊山の中にある池の名である。
伝説の人物がその池に龍を封じ込たといわれる。水の神である龍の棲み家として神聖視される。
弘法大師は讃岐の満濃池修築など、水にまつわる伝説を各地に多く遺しています。
安芸国広島では宮島弥山、霊火堂『消えずの火』、西の高野山といわれる福王寺山の古刹、福王寺。また、名刹、蓮華寺、そしてここ松笠観音寺の地にお大師さまは自ら井戸を掘られたと伝えられます。
リーバーさんも松笠の水
読売新聞記事
2008.2.29