松笠観音寺の紹介
広島県広島市の東区と安佐北区の境に、南東にまたがり標高374メートルの形の整った松笠山があります。松笠観音寺は、その山頂へと続く尾根近くに位置する山寺です。
真言宗の寺院で、寺号が松笠観音寺です。
ご本尊は聖観世音菩薩で奈良時代の僧、行基の作と伝えられ、脇士に不動明王、毘沙門天が祀られています。
松笠観音寺は、安芸の国の大峰山と見立てられた修験道場であったと伝えられます。
1200年前、弘法大師空海が修行の場として選ばれ、境内には自ら掘られたという井戸があり、現在も滾々と霊水が湧いています。